学研全訳古語辞典 |
み-あ・ふ 【見合ふ】
活用{は/ひ/ふ/ふ/へ/へ}
出会う。
出典古今著聞集 五二
「はからざるに僧正にみあひ奉りにけり」
[訳] 思いがけず僧正に出会い申し上げたのだった。
活用{は/ひ/ふ/ふ/へ/へ}
①
互いに見る。見交わす。
出典落窪物語 三
「うつぶしつつみあひたり」
[訳] うつむきうつむき顔を見交わしている。
②
見つける。
出典今昔物語集 九・八
「生命(しやうみやう)を害せむをみあはば」
[訳] 命を絶とうとするのを見つけたならば。
③
みんなで見る。
出典宇治拾遺 一・一五
「上り下る者、市をなして、行きもやらでみあひたり」
[訳] (街道を)往来する者が大勢むらがって、通ることもできずみんなで見ている。
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