学研全訳古語辞典 |
げんざん-に-い・る 【見参に入る】
分類連語
①
〔「入る」が自動詞四段活用の場合〕(貴人に)お目どおりする。お目にかかる。
出典平家物語 四・厳島御幸
「法皇のげんざんにいらばやと思(おぼ)し召すはいかに」
[訳] (後白河)法皇にお目にかかりたいとお思いになるがどうだろうか。◇「思し召す」は自敬表現。
②
〔「入る」が他動詞下二段活用の場合〕(貴人に)お目にかける。ご覧に入れる。
出典平家物語 九・敦盛最期
「九郎御曹司(おんざうし)のげんざんにいれたりければ」
[訳] 九郎御曹司義経(よしつね)にお目にかけたところ。
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