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言ひ触るの意味

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学研全訳古語辞典

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いひ-ふ・る 【言ひ触る】

他動詞ラ行下二段活用

活用{れ/れ/る/るる/るれ/れよ}


ちょっと言葉をかける。


出典源氏物語 紅葉賀


「はかなき事をもいひふれ給(たま)ふには」


[訳] 少しのことでもちょっと言葉をかけなさろうものなら。


相談を持ちかける。


出典源氏物語 夕顔


「いひふれ給(たま)ふべき人もなし」


[訳] 相談を持ちかけなさることのできる人もない。


言いふらす。言い広める。


出典好色五人女 浮世・西鶴


「『これはお夏に盗み出させ、清十郎とりて逃げし』といひふれて」


[訳] 「これ(=小判七百両)はお夏に盗み出させ、清十郎がとって逃げた」と言いふらして。








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