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過つの意味

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学研全訳古語辞典

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あやま・つ 【過つ・誤つ】

他動詞タ行四段活用

活用{た/ち/つ/つ/て/て}


間違える。取り違える。


出典竹取物語 蓬莱の玉の枝


「一つの所あやまたず持ておはしませり」


[訳] 一つの所も間違えずに持っておいでになった。


たがえる。背く。


出典源氏物語 桐壺


「故大納言の遺言あやまたず」


[訳] 亡くなった大納言の遺言に背かないで。


過失や不正をおかす。


出典平家物語 一・祇王


「わが身にあやまつことはなけれども」


[訳] 自分が過失をおかすことはないが。


傷つけ、そこなう。こわす。


出典平家物語 五・文覚被流


「いかに、これほどの大願起こいたる聖(ひじり)が乗ったる船をばあやまたうどはするぞ」


[訳] なんと、これほどの大願を起こしている聖が乗っている船を傷つけ、そこなおうとするのか。








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