学研全訳古語辞典 |
はる-ばる・なり 【遥遥なり】
活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}
①
はるかまで続いている。
出典土佐日記 二・五
「松原目もはるばるなり」
[訳] 松原は目も見張るほどはるかに続いている。
②
久々だ。
はろ-ばろ・なり 【遥遥なり】
活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}
遠く隔たっている。「はろはろなり」とも。
出典万葉集 八六六
「はろばろに思ほゆるかも白雲の千重(ちへ)に隔てる筑紫(つくし)の国は」
[訳] はるか遠くに思われることだよ。白雲が幾重もの重なりになって隔てている筑紫の国は。◆上代語。
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