学研全訳古語辞典 |
ぎん 【銀】
①
(金属の)銀。しろがね。
②
丁銀(ちようぎん)・豆板銀などの銀貨。特に、「丁銀(ちやうぎん)」。
③
(上方で)貨幣。かね。
参考
江戸時代の貨幣制度で、江戸は金本位制、上方は銀本位制であった。そのため、西鶴(さいかく)の作品などでは、「銀」を「かね」と読ませる例が多い。
しろ-かね 【銀】
①
銀(ぎん)。▽「銅(あかがね)」「金(くがね)・(こがね)」「鉄(くろがね)」に対していう。
出典万葉集 八〇三
「しろかねも金(くがね)も玉も何せむに勝れる宝子に及(し)かめやも」
[訳] ⇒しろかねも…。
②
銀貨。◆近世以降は「しろがね」。
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