学研全訳古語辞典 |
はみ-かへ・る 【食み返る】
活用{ら/り/る/る/れ/れ}
①
(魚などが)水面に出て呼吸し、また水中に戻る。
出典平家物語 一一・遠矢
「このいるかはみかへり候はば」
[訳] このいるかが、水面に出て呼吸し、また水中に戻りますならば。
②
(病気が)ぶり返す。
出典心中天網島 浄瑠・近松
「本人間の上々と、聞けばあとからはみかへる、そもいかなる病(やまひ)ぞや」
[訳] 真人間の極上と、聞くとすぐあとからぶり返す、これはいったいどういう病気なのか。
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