「なりけむ」を解説文に含む見出し語の検索結果(21～30/259件中)
分類連語①〔「けむ」が過去の事柄を推量する意の場合〕…ていただろう。…たのだろう。出典平家物語 七・忠度都落「薩摩守（さつまのかみ）忠度（ただのり）は、いづくよりや帰られたりけん」[訳] ...
分類連語…てしまったのであろう。出典土佐日記 二・一六「五六年（いつとせむとせ）のうちに千年（ちとせ）や過ぎにけむ、かたへはなくなりにけり」[訳] （土佐在任中の）五、六年の間に、千年が過ぎてしまった...
分類連語飽き足りなかったのであろう。満足しなかったのだろう。出典土佐日記 一・二〇「あかずやありけむ、二十日の、夜の月いづるまでぞありける」[訳] （名残惜しく、まだ）飽き足りなかったのであろう。二十...
分類連語飽き足りなかったのであろう。満足しなかったのだろう。出典土佐日記 一・二〇「あかずやありけむ、二十日の、夜の月いづるまでぞありける」[訳] （名残惜しく、まだ）飽き足りなかったのであろう。二十...
形容詞ク活用活用｛（く）・から／く・かり／し／き・かる／けれ／かれ｝黒い。黒々としている。出典万葉集 八〇四「かぐろき髪にいつの間か霜の降りけむ」[訳] 黒い髪にいつの間に霜が降ったのであろうか（＝白...
形容詞ク活用活用｛（く）・から／く・かり／し／き・かる／けれ／かれ｝黒い。黒々としている。出典万葉集 八〇四「かぐろき髪にいつの間か霜の降りけむ」[訳] 黒い髪にいつの間に霜が降ったのであろうか（＝白...
過去推量の助動詞「けむ」の已然形。出典大鏡 良房「また世の人もことのほかに申しけめども」[訳] また世間の人も格別に（気の毒だと）申し上げただろうが。
分類連語…なかっただろう。…なかったのだろう。出典徒然草 九〇「などか、頭（かしら）ばかりの見えざりけん」[訳] どうして、（その人の）頭だけが見えなかったのだろうか。◆中世以降は「ざりけん」。なりた...
分類連語…か。…か、いや…でない。▽疑問・反語の意を強める。出典古今集 恋二「なかなかに何しか人を思ひそめけむ」[訳] なまじっかどうしてあの人を思いはじめたのであろうか。なりたち副助詞「し」＋係助詞...
名詞〔「…のへ」の形で〕うえ。ほとり。出典万葉集 八七二「佐用比売（さよひめ）がこの山のへに領巾（ひれ）を振りけむ」[訳] 佐用姫がこの山の上で領巾（＝肩にかけた白い薄布）を振ったのだろう。