古語:

御覧ぜらるの意味

古文辞書 - Weblio古語辞典古語辞典
約23000語収録の古語辞典

古語辞典


    

Weblio 辞書 > 古語辞典 > 学研全訳古語辞典 > 御覧ぜらるの解説 


学研全訳古語辞典

学研教育出版学研教育出版

ごらんぜ-・らる 【御覧ぜらる】

分類連語


(一)

〔「らる」が受身の意の場合〕


ご覧になっていただく。


出典枕草子 細殿にびんなき人なむ


「恥づかしく心づきなきことは、いかでかごらんぜられじと思ふに」


[訳] きまりが悪くいやなことは、なんとか(中宮に)ご覧になっていただくまいと思うのに。


お世話していただく。


出典源氏物語 行幸


「かうまでごらんぜられ、ありがたき御はぐくみに」


[訳] こんなにまでお世話していただき、めったにないほどのご養育に。


(二)

〔「らる」が尊敬の意の場合〕ご覧になる。ご覧あそばす。


出典平家物語 四・還御


「池の中納言頼盛卿(よりもりきやう)の山荘(さんざう)、あら田までごらんぜらる」


[訳] (上皇は)池の中納言頼盛卿の山荘や新田までご覧あそばす。◇中世以降の用法。


参考

(一)は目上の人が「御覧」になることを、目下の人が「される」意。


なりたち

サ変動詞「ごらんず」の未然形+受身・尊敬の助動詞「らる」








御覧ぜらるのページへのリンク

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳

御覧ぜらるのお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳




御覧ぜらるのページの著作権
古語辞典 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
学研教育出版学研教育出版
©GAKKEN 2024 Printed in Japan

©2024 GRAS Group, Inc.RSS