学研全訳古語辞典 |
あつかは・し 【扱はし】
活用{(しく)・しから/しく・しかり/し/しき・しかる/しけれ/しかれ}
世話をしたい。面倒をみたい。
出典源氏物語 総角
「人知れずあつかはしくおぼえ侍(はべ)れど」
[訳] 人に知られず世話をしたいと思っておりますが。
あつ-かは・し 【暑かはし】
活用{(しく)・しから/しく・しかり/し/しき・しかる/しけれ/しかれ}
①
暑苦しい。
出典源氏物語 常夏
「なほ、け近くてあつかはしや」
[訳] (灯籠(とうろう)は)やはり近くて暑苦しいことよ。
②
わずらわしい。
出典源氏物語 蛍
「いと、あまりあつかはしき御もてなしなり」
[訳] まったく、あまりに(私を)わずらわしく(思っているような)ご対応です。
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