学研全訳古語辞典 |
あばら・なり 【荒らなり】
活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}
①
(粗末で)すきまが多い。
出典伊勢物語 四
「あばらなる板敷きに」
[訳] (戸障子もなく)すきまの多い板張りの部屋に。
②
荒れている。
出典伊勢物語 六
「あばらなる蔵に」
[訳] 荒れている蔵に。
③
すきが多い。手薄だ。
出典平家物語 七・篠原合戦
「後ろあばらになりければ」
[訳] (味方の軍の)後ろが手薄になったので。
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活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}
①
(粗末で)すきまが多い。
出典伊勢物語 四
「あばらなる板敷きに」
[訳] (戸障子もなく)すきまの多い板張りの部屋に。
②
荒れている。
出典伊勢物語 六
「あばらなる蔵に」
[訳] 荒れている蔵に。
③
すきが多い。手薄だ。
出典平家物語 七・篠原合戦
「後ろあばらになりければ」
[訳] (味方の軍の)後ろが手薄になったので。
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