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あばらなりの意味

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学研全訳古語辞典

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あばら・なり 【荒らなり】

形容動詞ナリ活用

活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}


(粗末で)すきまが多い。


出典伊勢物語 四


「あばらなる板敷きに」


[訳] (戸障子もなく)すきまの多い板張りの部屋に。


荒れている。


出典伊勢物語 六


「あばらなる蔵に」


[訳] 荒れている蔵に。


すきが多い。手薄だ。


出典平家物語 七・篠原合戦


「後ろあばらになりければ」


[訳] (味方の軍の)後ろが手薄になったので。








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