古語:

いさの意味

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いさ

[一]感動詞

さあねえ。ええと。


出典枕草子 七日の日の若菜を


「『何とかこれをば言ふ』と問へば、とみにも言はず、『いさ』など、これかれ見合はせて」


[訳] 「なんとこれ(の名)を言うのか」と聞くと、すぐには答えず、「さあねえ」などと言って、あれこれ顔を見合わせて。


[二]副詞

〔下に「知らず」などを伴って〕さあ、どうだかわからない。


出典古今集 春上


「人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香(か)ににほひける」


[訳] ⇒ひとはいさ…。


注意

「いざ知らず」などと濁るのは近世以降の誤用。「いざ」は別語。








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