学研全訳古語辞典 |
かき-みだ・る 【搔き乱る】
活用{ら/り/る/る/れ/れ}
(気持ちが)混乱する。とり乱す。
出典源氏物語 若菜下
「心地かきみだりて堪へがたければ」
[訳] 気持ちが混乱して堪えがたかったので。◆「かき」は接頭語。
活用{れ/れ/る/るる/るれ/れよ}
乱れる。
出典源氏物語 澪標
「雪・霙(みぞれ)かきみだれ荒るる日」
[訳] 雪やみぞれが乱れ(降り)荒れている日。◆「かき」は接頭語。
かき-みだ・る 【書き乱る】
活用{ら/り/る/る/れ/れ}
乱雑に書く。
出典源氏物語 明石
「そこはかとなくかきみだりたまへるしもぞ」
[訳] とりとめもなく乱雑にお書きになられるものでさえも。
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