学研全訳古語辞典 |
こ-ま 【木間・樹間】
木と木との間。木(こ)の間(ま)。
出典万葉集 四四九五
「鶯(うぐひす)は植木のこまを鳴き渡らなむ」
[訳] うぐいすよ植木の木の間を鳴き渡ってくれ。
こ-ま 【駒】
①
小馬。
②
馬。
③
双六(すごろく)・将棋などの駒。
④
三味線などの弦楽器で、胴と弦との間に挟んで弦を支えるもの。
参考
「こうま」の変化した語。「うま」の意を表す「こま」は、中古以降、歌語として用いられた例が多い。
こま 【高麗】
①
古代、朝鮮半島の北部にあった国。高句麗(こうくり)。
②
「かうらい(高麗)①」に同じ。
こま- 【高麗】
名詞の上に付いて、それが「高麗(こま)」から伝来したことを表す。「こま楽(がく)」「こま剣(つるぎ)」「こま錦(にしき)」
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