学研全訳古語辞典 |
小夜の中山
分類地名
歌枕(うたまくら)。今の静岡県掛川(かけがわ)市から榛原(はいばら)郡金谷(かなや)町へと抜ける途中にある東海道の難所といわれた山坂。月の名所として知られる。歌では、峠(とうげ)を越える旅人の心が詠まれることが多い。「さよのなかやま」とも。
さや 【清・明】
さわやかに。清らかに。▽視覚的・聴覚的に清らかですがすがしいようすを表す。
出典古事記 神武
「菅畳(すがたたみ)いやさや敷きて我が二人寝し」
[訳] 菅(すげ)で編んだ畳をいっそう清らかに敷いて私はあなたと寝たことだ。
さ-や 【然や】
分類連語
そのように…か。▽疑問を表す。
出典更級日記 梅の立枝
「来(こ)むとありしを、さやあると」
[訳] (継母(ままはは)が)来ようと言っていたが、そのように来るかと。◆「や」は係助詞。
さや 【鞘】
刀身や、槍(やり)の穂先などを納めておく筒状のもの。本心を隠した心のたとえにもいう。
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