学研全訳古語辞典 |
じゃう-ず 【上手】
①
物事に巧みなこと。また、その人。名人。
出典徒然草 一五〇
「じゃうずの中にまじりて、そしり笑はるるにも恥ぢず」
[訳] 名人の中にまじって、けなされ笑われることも恥ずかしく思わないで。
②
口先の巧みなこと。また、その言葉。おせじ。お愛想。
じゃう-ず 【上衆・上種】
身分の高い人。貴人。上﨟(じようろう)。[反対語] 下衆(げす)。
じゃう-・ず 【成ず】
活用{ぜ/じ/ず/ずる/ずれ/ぜよ}
なし遂げる。達成する。
出典徒然草 一八八
「身を立て、大きなる道をもじゃうじ、能をもつき」
[訳] 出世をし、立派な業績をなし遂げ、技能をも身につけ。
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