学研全訳古語辞典 |
うは-て 【上手】
①
上の方。特に、川上・風上など。
出典平家物語 四・橋合戦
「強き馬をばうはてに立てよ」
[訳] 強い馬を川上に並べよ。
②
技芸・学識などが他よりすぐれていること。また、その人。[反対語] 下手(したて)。
じゃう-ず 【上手】
①
物事に巧みなこと。また、その人。名人。
出典徒然草 一五〇
「じゃうずの中にまじりて、そしり笑はるるにも恥ぢず」
[訳] 名人の中にまじって、けなされ笑われることも恥ずかしく思わないで。
②
口先の巧みなこと。また、その言葉。おせじ。お愛想。
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