学研全訳古語辞典 |
せっ-しゃう 【摂政】
天皇に代わって政務を執行すること。また、その職。天皇が幼少か、女性であるときに置かれた。
参考
古くは皇族が任ぜられたが、平安時代以後は藤原(ふじわら)氏の大臣、特に北家(ほつけ)とその系統の「摂家(せつけ)」の者がもっぱら任ぜられるようになった。なお、「関白(くわんぱく)」が置かれたときには摂政は置かれない。
せっ-しゃう 【殺生】
①
生き物を殺すこと。四つの悪事の一つ、また、十悪の一つで、仏教では最も重い罪とする。◇仏教語。
②
「殺生戒(かい)」の略。五戒の一つで、生き物を殺すことを禁ずる戒め。◇仏教語。
③
むごいこと。罪作り。
参考
現代語では③を形容動詞として、「それは殺生だ」のように使う。
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