学研全訳古語辞典 |
たち-なら・す 【立ち均す・立ち平す】
活用{さ/し/す/す/せ/せ}
地面を平らにするほど行き来する。
出典万葉集 一八〇八
「勝鹿(かつしか)の真間(まま)の井を見ればたちならし水汲(く)ましけむ手児名(てごな)し思ほゆ」
[訳] ⇒かつしかの…。
たち-なら・す 【立ち馴らす】
活用{さ/し/す/す/せ/せ}
慣れ親しませる。なじませる。
出典枕草子 草の花は
「さ牡鹿(をしか)の別(わ)きてたちならすらむも」
[訳] 牡鹿がとりわけ慣れ親しませるというのも。◆「たち」は接頭語。
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