学研全訳古語辞典 |
ただ・す
活用{さ/し/す/す/せ/せ}
(一)
【正す】正しくする。きちんと整える。
出典奥の細道 白河の関
「古人冠(かんむり)をただし衣装を改めしことなど」
[訳] 昔の人が(白河の関を通るとき)冠をきちんと整え、衣服を替えたことなどが。
(二)
【糺す】究明する。罪の有無を調べる。
出典宇治拾遺 一〇・一
「かかる事はかへすがへすよくただして、まこと、空事(そらごと)あらはして」
[訳] こういうことは、何度もよく究明して、事実と噓(うそ)とをはっきりさせて。
糺の森
分類地名
歌枕(うたまくら)。今の京都市の下鴨(しもがも)神社の境内の森。ほととぎすの名所として知られた。
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