学研全訳古語辞典 |
たち-まさ・る 【立ち勝る】
活用{ら/り/る/る/れ/れ}
①
すぐれる。
出典源氏物語 須磨
「そこはかとなくかすみあひて、秋のあはれに多くたちまされり」
[訳] なんとなく霞(かすみ)がかかって、秋の趣より多分にすぐれている。
②
回数が増える。程度が激しくなる。
出典源氏物語 澪標
「御とぶらひ、いますこしたちまさりて、しばしば聞こえ給(たま)ふ」
[訳] 御訪問がもう少し回数が増えて、しばしば申し上げなさる。◆「たち」は接頭語。
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①
すぐれる。
出典源氏物語 須磨
「そこはかとなくかすみあひて、秋のあはれに多くたちまされり」
[訳] なんとなく霞(かすみ)がかかって、秋の趣より多分にすぐれている。
②
回数が増える。程度が激しくなる。
出典源氏物語 澪標
「御とぶらひ、いますこしたちまさりて、しばしば聞こえ給(たま)ふ」
[訳] 御訪問がもう少し回数が増えて、しばしば申し上げなさる。◆「たち」は接頭語。
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