古語:

てけりの意味

古文辞書 - Weblio古語辞典古語辞典
約23000語収録の古語辞典

古語辞典


    



学研全訳古語辞典

学研教育出版学研教育出版

て-・けり

分類連語


〔「けり」が過去の事柄を伝聞として回想する場合〕…てしまった(そうだ)。…た(そうだ)。


出典伊勢物語 一


「この男、垣間(かいま)みてけり」


[訳] この男は物の透き間からのぞき見してしまった。


〔「けり」が今まで気付かなかったことに気が付いて詠嘆する意を表す場合〕…ていることよ。


出典新古今集 冬


「時雨(しぐれ)の雨染めかねてけり山城(やましろ)の常磐(ときは)の森の槙(まき)の下葉は」


[訳] 時雨の雨は紅葉の色に染めることができないでいることよ、山城(の国)の常磐の森の槙の下葉は。◆鎌倉時代の軍記物語などでは「てんげり」の形でも使われた。


なりたち

完了の助動詞「つ」の連用形+過去の助動詞「けり」








てけりのページへのリンク
「てけり」の関連用語

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳

てけりのお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳




てけりのページの著作権
古語辞典 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
学研教育出版学研教育出版
©GAKKEN 2024 Printed in Japan

©2024 GRAS Group, Inc.RSS