学研全訳古語辞典 |
て-あ・り
分類連語
①
〔動作・作用が存続していることを表す〕…ている。
出典万葉集 一八三
「わが御門(みかど)千代と永久(ことば)に栄えむと思ひてありしわれし悲しも」
[訳] わが宮殿は永遠に栄えるであろうと思っていた自分が悲しいことだ。
②
〔動作・作用が終結し、その結果から生じたことが存続していることを表す〕…て、…している。
出典今昔物語集 二四・四三
「土佐守(とさのかみ)に成りてその国に下りてありける程に」
[訳] 土佐守になって任国に下って、(その任国に)いたあいだに。
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