学研全訳古語辞典 |
とり- 【取り】
動作を表す動詞の上に付いて、語勢を強める。「とりそふ」「とりつくろふ」
とり 【酉】
①
「十二支(じふにし)」の第十。
②
時刻の名。午後六時。また、それを中心とした二時間。
③
方角の名。西。
とり 【鳥】
①
鳥類の総称。
②
鶏(にわとり)。また、鶏の鳴き声。
出典伊勢物語 五三
「男、…女にあひて、物語りなどする程に、とりの鳴きければ」
[訳] 男が、…女と会って話などするうちに鶏が鳴いたので。◇「鶏」とも書く。
③
雉(きじ)。
出典徒然草 六六
「盛りなる紅梅に、とり一双(いつさう)を添へて」
[訳] 花盛りの紅梅の枝にきじを一つがい添えて。
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