学研全訳古語辞典 |
ど
《接続》活用語の已然形に付く。
①
〔逆接の確定条件〕…けれども。…が。…のに。
出典土佐日記 一二・二二
「藤原(ふぢはら)のときざね、船路(ふなぢ)なれど、馬のはなむけす」
[訳] 藤原のときざねが船旅だ(から馬に乗るのではない)けれど、馬のはなむけをする。
②
〔逆接の恒常条件〕…ても、いつも。…であっても必ず。
出典源氏物語 若紫
「よからねど、無下(むげ)に書かぬこそわろけれ」
[訳] 下手でも、いつもまったく書かないのはよろしくない。
参考
「ど」と「ども」の比較
ど 【土】
①
土地。国土。場所。
②
「五行(ごぎやう)」の一つ。
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