学研全訳古語辞典 |
すみ-あか・る 【住み離る】
活用{れ/れ/る/るる/るれ/れよ}
散り散りに別れて住む。
出典更級日記 後の頼み
「人々はみなほかにすみあかれて」
[訳] 人々はみんなよそに散り散りに別れ住んで。
すみ-はな・る 【住み離る】
活用{れ/れ/る/るる/るれ/れよ}
①
住んでいた所を離れる。世を離れる。隠遁(いんとん)する。
出典源氏物語 須磨
「今はとすみはなれなむ事を思(おぼ)すには」
[訳] もはや、今となっては(都を)離れようということをお思いになると。
②
離れて別の所に住む。別居する。
出典更級日記 宮仕へ
「方異(かたこと)にすみはなれてあり」
[訳] (母は、父とは)別の所に離れて住んでいる。
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