学研全訳古語辞典 |
住吉
分類地名
歌枕(うたまくら)。「住吉(すみよし)」の古名。「住江」「墨江」とも書く。
住吉
分類地名
歌枕(うたまくら)。今の大阪市住吉区を中心とする一帯。海浜の景勝の地で、松の名所として有名。この地に鎮座する住吉神社の祭神は、海上交通の守護神として、また、和歌の神としても信仰される。古くからの港で、海上交通の要地でもあった。
参考
元来の地名は「すみのえ」であるが、「住吉」と当てた表記から「すみよし」の読みが生まれた。両者とも用いられるが、平安時代以降は次第に「すみよし」が優勢となる。歌では、「波」「寄る」「松(=「待つ」とかける)」「忘れ草」など、また、「住み良し(=「住吉(すみよし)」にかける)」が詠み込まれる例が多い。
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