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備ふの意味

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学研全訳古語辞典

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そな・ふ 【備ふ・具ふ】

他動詞ハ行下二段活用

活用{へ/へ/ふ/ふる/ふれ/へよ}


欠けるところなくそろえる。欠けるところなく身につける。


出典拾遺集 哀傷


「三十(みそぢ)余り二つの姿そなへたる昔の人の踏める跡ぞこれ」


[訳] 三十二相をすべて身にそなえた昔の人、すなわち仏の踏んだ足跡だ、これは。


食膳(しよくぜん)や物を調えて神仏や貴人などに差し上げる。


出典平家物語 灌頂・六道之沙汰


「供御(ぐご)をそなふる人もなし」


[訳] (建礼門院への)お食事を差し上げる人もいない。◇ふつう「供ふ」と書く。








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