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取り立つの意味

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学研全訳古語辞典

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とり-た・つ 【取り立つ】

他動詞タ行下二段活用

活用{て/て/つ/つる/つれ/てよ}


(物を)取り上げる。


出典竹取物語 かぐや姫の昇天


「弓矢とりたてむとすれども」


[訳] 弓矢を取り上げようとするが。


調える。用意する。ある状態にする。


出典宇津保物語 蔵開下


「銀(しろがね)・黄金(こがね)の馬、さまざま色々にとりたてて」


[訳] 銀・金の馬、そのほかいろいろな物を調えて。


特別に取り上げる。


出典源氏物語 桐壺


「とりたててはかばかしき後ろ見しなければ」


[訳] 特別に取り上げて(いうほど)しっかりした後ろだてがないので。


ひいきにして、引き立てる。


出典麻生 狂言


「くゎっととりたてて取らせうぞ」


[訳] ぐっとひいきにしてやろう。


建てる。築く。構える。


出典徒然草 二五


「金堂(こんだう)はその後(のち)…、とりたつるわざもなし」


[訳] 金堂はその後…、(再び)建てるうごきもない。◇「とり」は接頭語。








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