学研全訳古語辞典 |
くち-はや・し 【口早し】
活用{(く)・から/く・かり/し/き・かる/けれ/かれ}
①
(言葉や歌の)受け答えがす早い。
出典源氏物語 竹河
「『くちはやし』と、聞きて」
[訳] (その歌を)「受け答えがす早い」と思いながら聞いて。
②
言い方が早い。早口である。
出典今昔物語集 一七・四一
「極めてくちはやくして、人の一巻を誦(じゆ)する程に、二、三部をぞ誦しける」
[訳] 非常に早口であって、人が(経)一巻を唱える間に、(一部が八巻のもの)二、三部を唱えた。
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