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夜行の意味

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学研全訳古語辞典

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や-かう 【夜行】

名詞※「す」が付いて自動詞(サ行変格活用)になる

「やぎゃう」に同じ。


出典枕草子 左右の衛門の尉を


「やかうし、細殿(ほそどの)などに入り臥(ふ)したる、いと見苦しかし」


[訳] 夜回りし、細殿(の女房の局(つぼね))などに入り込んで寝ているのは、実に見苦しいことだ。


夜遊び。



や-ぎゃう 【夜行】

名詞※「す」が付いて自動詞(サ行変格活用)になる

夜まわり。夜歩き。「やかう」とも。


出典源氏物語 東屋


「宿直人(とのゐびと)の、怪しき声したる、やぎゃううちして」


[訳] 宿直の人が、怪しい声がしたとき、夜まわりをして。


「百鬼夜行(ひやくきやぎやう)」の略。種々の妖怪(ようかい)が列をなして夜歩きすること。


出典栄花物語 初花


「路(みち)の程などに、やぎゃうの夜なども」


[訳] 路の辺りなどに、妖怪が列をなして夜歩きする夜なども。








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