学研全訳古語辞典 |
大鏡
⇒大鏡(おほかがみ)
大鏡
分類書名
歴史物語。作者未詳。平安時代後期成立。『世継(よつぎ)物語』ともいう。八巻(諸本あり)。〔内容〕文徳(もんとく)天皇の嘉祥(かしよう)三年(八五〇)から後一条天皇の万寿(まんじゆ)二年(一〇二五)に至るまでの帝紀と、藤原冬嗣(ふじわらのふゆつぐ)から道長に至るまでの摂関大臣の列伝を、大宅世継(おおやけのよつぎ)と夏山繁樹(しげき)の二老人が語る体裁で筆を進め、道長の栄華や社会の裏面を、多彩な文章できびきびと描いている。
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