学研全訳古語辞典 |
ちゃう 【帳】
①
垂れぎぬ。とばり。室内を区切って、人目をさえぎるために垂れ下げる布。
出典竹取物語 かぐや姫の生ひ立ち
「ちゃうの内よりも出(い)ださず、いつき養ふ」
[訳] 垂れぎぬの中からさえも出さないで、大切に養い育てる。
②
「ちゃうだい(帳台)」に同じ。
③
帳面。帳簿。
チョウ 【丁・打・庁・町・長・挺・帳・張・聴】
⇒ちゃう
と-ばり 【帷・帳】
室内の仕切りや外との遮断のために鴨居(かもい)などから垂らす大きな布。たれぎぬ。「とはり」とも。
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