学研全訳古語辞典 |
たび-たび 【度度】
出典源氏物語 葵
「いとはしきこと多く思ひ給(たま)へ乱れしも、たびたびの御消息(せうそこ)になぐさめはべりてなむ」
[訳] いやなことが多くて、思い乱れました気持ちも、何度も何度も(いただく)お手紙によってなぐさめられてまいりました。
ど-ど 【度度】
たびたび。
出典平家物語 七・返牒
「どどのいくさに討ち勝って」
[訳] たびたびの戦いに討ち勝って。
より-より(に) 【度度(に)】
その時その時(に)。おりおり(に)。
出典古今集 仮名序
「片糸(かたいと)の(=枕詞(まくらことば))よりよりに絶えずぞ有りける」
[訳] (すぐれた歌人も)その時その時に絶えることなく(世に)出ていた。
度度のページへのリンク |