学研全訳古語辞典 |
しき-もく 【式目】
①
武家時代における法規。通例は箇条書きにされる。「貞永(じようえい)式目」や「建武(けんむ)式目」などの類。
②
連歌(れんが)または俳諧(はいかい)の作法(さくほう)上の規則など。⇒式目
分類文芸
。◆「式」は法式、「目」は条目の意。
式目
分類文芸
連歌(れんが)・俳諧(はいかい)で、作法(さくほう)の上の規則・故実などを箇条書きにしたもの。連歌では平安時代末期ごろから現れ始め、室町時代になって二条良基(よしもと)の『応安新式』によって一応の完備したものが示された。俳諧では、貞門(ていもん)の俳諧で重んじられたが、談林俳諧を過ぎると、その繁雑さのためにしだいに衰退した。
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