学研全訳古語辞典 |
こころ-の-おに 【心の鬼】
分類連語
①
よこしまな気持ち。邪推。
出典浜松中納言 五
「われはかく思ふともさすがなるこころのおにそひ」
[訳] 私はそう(=移り気ではないと)思っても、そうはいってもやはり邪推をして。
②
良心の呵責(かしやく)。心の責め。
出典源氏物語 明石
「あいなき、御こころのおになりや」
[訳] (明石の君に出した手紙が都に知れないかと思うのは)つまらないお心の責めであることよ。
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分類連語
①
よこしまな気持ち。邪推。
出典浜松中納言 五
「われはかく思ふともさすがなるこころのおにそひ」
[訳] 私はそう(=移り気ではないと)思っても、そうはいってもやはり邪推をして。
②
良心の呵責(かしやく)。心の責め。
出典源氏物語 明石
「あいなき、御こころのおになりや」
[訳] (明石の君に出した手紙が都に知れないかと思うのは)つまらないお心の責めであることよ。
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