学研全訳古語辞典 |
て-なら・ふ 【手習ふ】
活用{は/ひ/ふ/ふ/へ/へ}
①
文字を書くことを習う。
出典古今集 仮名序
「この二歌(ふたうた)は、歌の父母のやうにてぞてならふ人の初めにもしける」
[訳] この二首の歌は、和歌の父母のようであって文字を習う人が最初に習うものともした。
②
思い浮かぶままに無造作に書く。
出典源氏物語 浮舟
「あやしき硯(すずり)召し出(い)でて、てならひたまふ」
[訳] 粗末な硯をお取り寄せになって、思い浮かぶままに無造作に書きなさる。
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