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打ち過ぐの意味

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学研全訳古語辞典

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うち-す・ぐ 【打ち過ぐ】

自動詞ガ行上二段活用

活用{ぎ/ぎ/ぐ/ぐる/ぐれ/ぎよ}


(ある地点を)通過する。


出典源氏物語 須磨


「うちすぎましや須磨(すま)の浦波」


[訳] このまま通過するのでしょうか、須磨の浦を。


(時間が)経過する。


出典平家物語 九・小宰相身投


「宵(よひ)うちすぐるまでふし給(たま)ひたりけるが」


[訳] 宵が過ぎるまで横になっていられたが。


(水準を)超える。まさる。


出典源氏物語 朝顔


「身の程にはややうちすぎ」


[訳] 身分のわりにはいくらかまさり。◆「うち」は接頭語。








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