学研全訳古語辞典 |
ふる-ま・ふ 【振る舞ふ】
活用{は/ひ/ふ/ふ/へ/へ}
①
行動する。
出典平家物語 一・殿下乗合
「清盛(きよもり)がかく心のままにふるまふこそしかるべからね」
[訳] 清盛がこのように思いどおりに行動するのはよくない。
②
人目に立つ行動をする。ことさらに趣向をこらす。威儀をつくろう。
出典徒然草 二三一
「大方(おほかた)、ふるまひて興あるよりも、興なくてやすらかなるが、まさりたる事なり」
[訳] およそ、ことさらに趣向をこらして興趣があるよりも、興趣がなくて、穏当なのが、すぐれているのである。
活用{は/ひ/ふ/ふ/へ/へ}
もてなす。饗応(きようおう)する。ごちそうする。
出典古今著聞集 六三五
「今夜、新蔵人(しんくらうど)ふるまはれて候ふ」
[訳] 今夜、新任の蔵人がもてなされております。
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