学研全訳古語辞典 |
あざ-む・く 【欺く】
活用{か/き/く/く/け/け}
①
だます。いつわる。言いくるめる。
出典古今集 夏
「蓮葉(はちすば)の濁りに染(し)まぬ心もてなにかは露を玉とあざむく」
[訳] ⇒はちすばの…。
②
みくびる。軽べつする。
出典太平記 八
「小勢(こぜい)なりといへども、あざむきがたし」
[訳] 小人数だといってもみくびりがたい。
活用{か/き/く/く/け/け}
(詩歌を)吟ずる。吟詠する。
出典後拾遺集 序
「風にあざむく」
[訳] 風に興じて詩歌を吟詠する。
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