学研全訳古語辞典 |
けが・す 【汚す・穢す】
活用{さ/し/す/す/せ/せ}
①
きたなくする。よごす。醜くする。
②
(名誉・名声などに)傷をつける。
出典源氏物語 椎本
「竜田(たつた)の川の濁る名をもけがし」
[訳] 竜田川が濁るように名をも傷つけ。
③
分不相応な地位につく。その地位をはずかしめる。▽多く謙遜(けんそん)していう。
出典平家物語 一・鱸
「その人ならではけがすべき官ならねども」
[訳] その資格のある人でなければ、分不相応にその地位についてよい官職ではないけれども。
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