学研全訳古語辞典 |
けがら-・ふ 【汚らふ・穢らふ】
活用{は/ひ/ふ/ふ/へ/へ}
①
(死・出産・月経などの)不浄に触れる。けがれる。
出典源氏物語 手習
「けがらひたる人とて、立ちながら追ひ返しつ」
[訳] けがれた人だというので、(その人を)立ったまま(中に入れないで)追い返した。
②
喪に服する。
出典栄花物語 峰の月
「さるべき殿ばらけがらひ給(たま)へり」
[訳] しかるべき(関係のある)殿方は喪に服していらっしゃった。◆動詞「けがる」に接尾語「ふ」が付いた語。
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