学研全訳古語辞典 |
さすら・ふ 【流離ふ】
活用{は/ひ/ふ/ふ/へ/へ}
放浪する。さまよう。落ちぶれる。
出典源氏物語 総角
「心の外(ほか)に、あるまじきさまにさすらふ類(たぐひ)だにこそ多く侍(はべ)るめれ」
[訳] 思いどおりにならず、とんでもない状態で放浪する人も多いようです。
活用{へ/へ/ふ/ふる/ふれ/へよ}
[一]に同じ。
出典奥の細道 出発まで
「漂泊(へうはく)の思ひやまず、海浜にさすらへ」
[訳] 居所を定めずにさまよいたいという気持ちが抑えられず、海辺をさまよい歩き。
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