学研全訳古語辞典 |
もの-ぐるほ・し 【物狂ほし】
活用{(しく)・しから/しく・しかり/し/しき・しかる/しけれ/しかれ}
狂おしい気持ちだ。気持ちが高ぶる。ばかげている。「ものぐるはし」とも。
出典徒然草 序
「心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ」
[訳] 心に浮かんでは消えてゆくたわいもないことを、とりとめもなく書きつけていると、(思わず熱中して)異常なほど、狂おしい気持ちになるものだ。◆「もの」は接頭語。
物狂ほしのページへのリンク |