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現の意味

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学研全訳古語辞典

学研教育出版学研教育出版

あら- 【現】

接頭語

現実に存在する。「あら人神(ひとがみ)」



うつつ 【現】

名詞

現実。現世。実在。


出典新古今集 羇旅・伊勢物語九


「駿河(するが)なる宇津(うつ)の山べのうつつにも夢にも人に逢(あ)はぬなりけり」


[訳] ⇒するがなる…。


正気。


出典源氏物語 葵


「うつつにも似ず、たけく厳(いか)きひたぶる心出(い)で来て」


[訳] (六条の御息所(みやすどころ)には)正気とは思えない、荒々しく激しいいちずな心が出てきて。


夢心地。正気を失った状態。▽「夢うつつ」と続けて言うところからの誤用。


出典太平記 二五


「皆入興(じゆきよう)して、うつつのごとくなりにけり」


[訳] みんな興に乗って、夢心地のようになってしまった。



をつつ 【現】

名詞

今。現在。「をつづ」とも。








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