学研全訳古語辞典 |
ぜんじょう 【禅定】
⇒ぜんぢゃう
ぜん-ぢゃう 【禅定】
①
沈思して雑念を去り、絶対の境地に達すること。また、その瞑想(めいそう)。悟り。禅。
出典三宝絵詞 上
「もしぜんぢゃうなければ、その心しづまらずして」
[訳] もし悟りがなければ、その心は静まることなく。◇仏教語。
②
修験道(しゆげんどう)で、駿河(するが)の富士、加賀の白山(はくさん)、越中の立山(たてやま)などの霊山に登って修行すること。
③
霊山の頂上。
出典太平記 一八
「白山(しらやま)ぜんぢゃうの霊神なり」
[訳] 白山山頂の霊神である。
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