学研全訳古語辞典 |
まが 【禍・曲】
曲がっていること。邪魔なこと。災い。
出典古事記 神代
「そのまがを直さむとして成れる神の名は」
[訳] その災いを直そうとして生まれた神の名は。
参考
「まが神」「まが事」などのように、複合語の構成要素となることが多い。
わざ-はひ 【災ひ・禍】
①
災難。不運。凶事。
②
嫌なこと。▽「や」「かな」などを伴って、不快な気持ちを述べる感動表現に用いる。
出典大鏡 道兼
「ものの音(ね)調子吹き出(い)づる程に、『わざはひかな、あれは舞はじ』とて」
[訳] 楽器の音調子を合わせだすころに、「いやなことだなあ、僕は舞うつもりはない」と言って。
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