学研全訳古語辞典 |
つづ・く 【続く】
活用{か/き/く/く/け/け}
①
途切れることなく連なる。つながる。
出典おらが春 俳文
「蟻(あり)の道雲の峰よりつづきけん―一茶」
[訳] ⇒ありのみち…。
②
後に従う。
出典枕草子 なほめでたきこと
「上達部(かんだちめ)なども、みなつづきて出(い)で給(たま)ひぬれば」
[訳] 上達部なども、みな後に従ってお出ましになったので。◆古くは「つつく」。
活用{け/け/く/くる/くれ/けよ}
連ねる。つなげる。続ける。付き従える。
出典徒然草 一二六
「立ち返りつづけて勝つべき時の至れると知るべし」
[訳] (運が)一転して、(相手が)続けて勝てる時がきたと知れ。◆古くは「つつく」。
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