学研全訳古語辞典 |
はね-を-なら・ぶ 【羽を並ぶ】
分類連語
①
「はねうちかはす」に同じ。
出典源氏物語 桐壺
「朝夕の言(こと)ぐさに、はねをならべ、枝を交はさむと契らせ給(たま)ひしに」
[訳] (桐壺帝(きりつぼのみかど)は桐壺更衣に)朝夕の口ぐせに、翼を重ね合う鳥のように寄り添い、木理(もくめ)の通じ合った枝のように仲むつまじくなろうと約束なさったのに。
②
臣下が協力して主君を助ける。
出典源氏物語 行幸
「はねをならぶるやうにて、朝廷(おほやけ)の御後見(うしろみ)をも仕うまつる」
[訳] 臣下が協力して主君を助けるようにして、朝廷の御補佐をお勤め申し上げる。
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