学研全訳古語辞典 |
しゅ 【衆】
①
「しゅう(衆)」に同じ。
出典三宝絵詞 中
「この尼、…しゅの中にありて」
[訳] この尼は、…多くの人々の間にあって。
②
「所(ところ)の衆(しゆう)」の略。
③
「堂衆(だうじゆ)」の略。
出典太平記 一七
「このほか十四の禅侶(ぜんりよ)、法花堂(ほけだう)のしゅに至るまで」
[訳] このほか十四僧侶、法花堂の下級の僧に至るまで。◆「しゅう」とも。
-しゅ 【衆】
「-しゅう(衆)」に同じ。「女房しゅ」
しゅう 【衆】
多数の人。人々。「しゅ」とも。
出典徒然草 一五一
「しゅうに交はりたるも、あいなく、見苦し」
[訳] 多数の人と交際しているのも、むだで、見苦しい。
-しゅう 【衆】
〔人を表す名詞などに付いて〕たち。がた。▽親愛・尊敬などの意を添えることもある。「旦那(だんな)しゅう」
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